<mzr視点>
ん〜、今何時だろ…?
私は寝ぼけた目を擦り、そばに置いてあった置き時計を手に取る。
そういえば今日、進級式だなぁ…。
確か8時登校で、今の時間は…
[7:24]
ん?
[7:25]
…まだ夢の中かな?
そう思い、私は頬をつねった。
うん、痛い。え、ということはつまり
ベッドから飛び起きた私は一階へ降りる。
とりあえず学園に行くのには30分くらいかかるから
顔洗って、着替えて、朝ご飯食べるのを10分で済ませて、いつも以上に全力疾走すればいける!はず!
↑※考えている間に顔洗ってと着替えてと朝ごはん食べてを終わらせた。現在の時刻7時36分
全ての準備を終わらせた私は玄関のそばに置いておいた
学生鞄を肩にかける。
振り返り言うが、返事は来ない。
分かっているけど言わないよりは寂しくないと思った。
今私は全力疾走中。
今なら私、風になれる気がするのだ。
そんな事を考えていると、もう校門の目の前まで来ていた。さっき見た時の時間は7時50分だからギリギリだ!
あ、校門前にいるのは…
この子は紫咲麗蘭。
私の家の近所に住んでいる、幼馴染なのだ。
「みぞれもん」というのは、麗蘭さんに付けられた私のあだ名だ。
そんなことを話しながら(話している場合じゃないのだが)
私達は走りだす。
中高一貫校パレット学園の高校1年生、 白月 霙が
自分の色を創り出す物語。














編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!