お昼ごはん、食べるものが無さすぎて卵かけご飯になってしまったナウ。
天使子ちゃんも帰ってこないし…
じゃなくて!
ちょっと悲しそうかな顔をして言うモモセ。
少しモモセは黙り込んだがすぐに話し始めた。
…なんか可愛いな
ってか鏡って持ち物チョイス乙女か!
うわぁ、普通に会話に入り込んできやがった。
モモセ…お前物欲ゼロかよ。
ん、まてよ…?
ということは!
そりゃあ、もちろん…
だまらっしゃい
…まあ、今はそんなのどうでもいい。
私は一人、雄叫びをあげた。
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なるほど。
大きめの鏡ね。
なるほどね…
骨董商か…
私たちはアルとハンナを無視して進み始めた。
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どうやらここは、行きつけの骨董商らしい。
あー、なんか分かる
うぐ、確かにばかだけど!
あ、ごめんね?家事丸投げして
いや、ほんとごめん、うん…
反省します…
その掛け声と共に私達は歩き出した。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。