そいつは、突然やってきた。
そういって片手にもっていたものを見せてきた。
茶髪でくりっとした目を瞑っているが日系な感じがする。
アル、あんた今もしかして禁句発しようとした?(禁句…この場合だとライトさん関連)
そんな会話を挟んで私たちはその男の子を部屋まではこんだ。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
目覚めた男の子は___
思いの外口が悪かった。
天使子ちゃん、怖いよ?
ってか子供嫌いだったんだ…
だからシンファちゃんにたてついてたのね…
ライトさんは武器の美貌で男の子に迫る。
…まあ、そりゃ世の男どもはこうなるわな
そういうと颯斗は若干にらみながら名前を明かした。
モモセが止めると、少し冷静になった私と颯斗は苦いかおをして止まった。
…なるほどね?
そういう系ね?
確かに芸能人にうとめな私も聞いたことあるよ?
確か…小学六年生でファンクラブが設立されたとか、歌が上手くてライブが行われたとか。
なるほど、こういう風に育っちゃったかぁ…
あーだこーだ私たちがいっていると『まあまあ』と割って話に入ってきたのはライトさん。
わーおどぎまぎしてる。
なんか面白いな。
へ?どゆこと?
やめとけって。
賑やかになったところで、颯斗がどこかにいっているのに気づいた。
勘違い野郎って完璧にブーメランだろ…っていうツッコミはおいておいて。
そういって私たちはご飯を食べ始めた。
そう、このときは私たちの生活を壊すあんなこと起きるとは
夢にも思っていなかったのだ____
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。