
夜霧 蘭
はぁぁぁ?騙してたのかい?
宇髄 天元
ばぁか、辛ぇもんは辛ぇよ。

夜霧 蘭
うん、まぁ半分冗談。
宇髄 天元
でもおはぎ~。

夜霧 蘭
それは駄目ー。
宇髄 天元
ちぇっ、

夜霧 蘭
でも意外だね、実弥くん。
『勝手に死に腐れ』だっけか。
あんなこと言ってた実弥くんがねぇ。
どういう風の吹き回しかなぁ。
宇髄 天元
んまぁ、仲良くねぇわけでも無いからなぁ。
宇髄 天元
アイツなりに心配してくれたんだろ。

夜霧 蘭
何だかんだ優しいよね、実弥くん。
宇髄 天元
……だな。

夜霧 蘭
…?辛いかい?良いよ、寝てて。
少し痛みに顔をしかめた後、
返事をするもんだから、心配にもなる。
宇髄 天元
ん、いや。そういやぁお前刀は?
それでも姿勢良く上半身を起こしていてくれる。

夜霧 蘭
あ、そうそう、明日には刀鍛冶の里へ行きたいんだよね。
宇髄 天元
何だ、刀の改良でもすんのか?

夜霧 蘭
その通り。少しだけね。
宇髄 天元
刀に手を加え、って。
宇髄 天元
お前の刀に何を加える気だ?

夜霧 蘭
んー…刀身に、
細かく刃を付けたくて。
宇髄 天元
…は??

夜霧 蘭
あはは、そうなるよね。
というか言われても分からないさ。

夜霧 蘭
今度見せれたら見せる。
宇髄 天元
あっそぉ。
宇髄 天元
というか、刀鍛冶と言えば…

夜霧 蘭
ん?
宇髄 天元
甘露寺も明日里に行くって、
言ってたような気もするな…。

夜霧 蘭
おや、寝込んでる君が知ってるのかい?
宇髄 天元
いや、まぁアイツらに過剰に心配されたくて、言われるまま寝てたけど、
宇髄 天元
耳は相変わらずだからな、
玄関先の声は聞こえた。
ほほぅ、随分若僧みたいな真似しちゃって。
やっぱ耳も健在じゃないかい。

夜霧 蘭
お見舞いに来てくれたんだね。
宇髄 天元
そーゆーこと。
お前も一緒に行ってこい。

夜霧 蘭
うん、何かさ、思ったけどさ。
宇髄 天元
あ?

夜霧 蘭
天元くん、ありがとうね。
宇髄 天元
まぁ!!この俺が派手に教えてやったからな!!

夜霧 蘭
コラコラ、あんまり大声出すと…
宇髄 天元
ぅあっ…
ほら、言ったこっちゃない。
その瞬間、頭から倒れそうになる。
今片手が無いのに慣れていないから、
手を付くと痛いだろう。

夜霧 蘭
と。ほれ見ろ。
そこを私が手で背中を支える。
うっわ、重い。
宇髄 天元
っるせぇ、目眩がしただけだ。

夜霧 蘭
離すよ?大丈夫かい?
宇髄 天元
大したことねぇ。

夜霧 蘭
…うん、まぁ薬飲んで安静にね。

夜霧 蘭
ふふ、天元くんの弱っているとこを見れるなんて、希少だねぇ。
宇髄 天元
…嫁に来れば、いくらでも見れる。
──────── ん?

夜霧 蘭
…おや、こんな時にも冗談かい?
宇髄 天元
派手に本気だ。
問題なのは、他にお嫁さんがいるなんてことじゃない。
気持ちは素直に、嬉しいさ。
でもね、天元くん。

夜霧 蘭
………お断りさせて頂くよ。
宇髄 天元
…はぁ!?この色男を断んのか!?

夜霧 蘭
はは、
そーゆーとこは嫌いじゃないさ。
自信満々だったのかな、面白い奴め。
宇髄 天元
…まぁ一応振られた身だが、理由は。
そんなの、すぐ答えられる。

夜霧 蘭
傷付けたくないから。

夜霧 蘭
いつ死ぬか分からないんだよ。

夜霧 蘭
鬼殺隊は、鬼を全て滅するまで続く。

夜霧 蘭
私も、何があるか分からない。
いつか死ぬんだろうけどね。

夜霧 蘭
若い内は無理だ。最低でも。

夜霧 蘭
嫁が死んで帰ってくるなんてこと、
御免じゃないのかい?
宇髄 天元
俺は───────

夜霧 蘭
…気持ちは嬉しい、純粋に。
宇髄 天元
!

夜霧 蘭
それより、君には愛さなきゃいけない妻が三人もいるだろう。

夜霧 蘭
大事にしてあげて。

夜霧 蘭
それから、私も友として。

夜霧 蘭
お願いするよ。
小さく彼に頭を下げる。
宇髄 天元
…はぁ、お前にそう言われちゃ、
何も返せねぇだろうが馬鹿。
宇髄 天元
反論してぇとこは死ぬほどあるがな。

夜霧 蘭
おや、それは遠慮しようかい。
ゆっくりと腰を上げる。
宇髄 天元
行くのか。

夜霧 蘭
うん、蜜璃ちゃんに声掛けたいし。

夜霧 蘭
あはは、求婚されたの三人に言ってもいい?(笑)
宇髄 天元
言ってみろぶっ殺す。

夜霧 蘭
その体じゃ無理だって(笑)
宇髄 天元
…まぁ、今は、断るんだろ?

夜霧 蘭
ん?
宇髄 天元
精々年寄りになるまで生きやがれ。
いくつでも俺が貰ってやる。

夜霧 蘭
…あははは(笑)やっぱ三人に話そ(笑)
宇髄 天元
は!?おい、止めろ!!

夜霧 蘭
雛鶴ちゃーん聞いて~(笑)
宇髄 天元
止めろ聞くな馬鹿!!!

夜霧 蘭
ははは(笑)
まぁ、話さなかったけどね。
賑やかにして、私は今度は蜜璃ちゃんを探しに、
屋敷を後にした。
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第44話 里の温泉
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蝶のようなあの子、ヒーローを目指すらしい
「こんばんわ、今日は月が綺麗ですね」 素敵な本家様https://novel.prcm.jp/novel/B6K57cN1XnHr1TPRsTPt
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騙 さ れ て や ん の
タイトル元 ”# 気づいたら愛されてた件.♡ ”
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日常
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# 刀鍛冶のポンコツ、剣士の才能はあった件
🗣️ 『 刀は打てないし研げないけど、鬼は斬れます 』
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コンテスト受賞作品
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!