何言ってるの?この人。
ポカンとしてる私の視界が明るくなった。
側で、先程脱ぎ捨てたジャージを拾い上げ、史郎じゃなくてアキラかよと、ブツブツ言っいるイケメン。
またチョコレートは受け取ってもらえなかった。
おい!おいおいおい!!!
やっとわかったカラクリ。
ジャージを着てない彼は。
男で。史郎なんだ!
今まさに。
袖を通そうとしてるジャージを引っ張った。
オネエに変身されてたまるかー。
あ。あれ?
咄嗟に口走ってしまった名前。しかも呼び捨て。
ここは史郎さんと呼ぶべきところだったけれど、出てこなかった。
最近、どうも歳のせいか頭の回転が鈍い。
「いきなり呼び捨てかよ」と笑い転げてるイケメンを目の当たりにして、呼び捨てでもいいや。と開き直るのも、歳のせいかもしれない。
何でもありだな。オバサンに近づくと。












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。