みなさんこんにちは。
柏木あなたです。
現在、太宰さんとお茶を飲んでいます。
今日の太宰さんは、いつものとは少し違う様子でした。
どこが寂しそうで、どこか虚しそうで。
まるで私との会話をとても名残惜しそうにするのです。
自分でも驚きました。
こんなに早く答えを出してしまうとは。
太宰さんは目をパチクリとさせて、『何故?』と私に問いかけます。
何か言いたげだった太宰さんの言葉を遮るように、着信が届く。
私は携帯を開いて、国木田さんからの一通のメッセージを見た。
芥川くん、なんで単身でポートマフィアに乗り込むかなぁ……
私はそう言って、テーブルの上に代金を置く。
荷物を持って出て行く前に、足を止めます。
その言葉を聞いた太宰さんは、微笑をすると頷いてくれました。














編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。