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第5話

雪に願いを
side望
俺な、もう疲れたんよ
確かにあなたには「記憶」
取り戻して欲しい

思い出の物も
思い出の写真も全部

全部見せたんや

でも、あなたはまだ
「記憶」を取り戻せてない

俺はもうそれに疲れてしもうたんや
綺麗な景色やな…
まるであなたみたいやな
今までありがとな
ばいばい…





sideあなた
女性
キャ-
女の人の叫び声で私は飛び起きた

病院の屋上から誰かが
飛び降りたみたい
ガラッ
あなた

お兄ちゃん?
どうしたの?

崇裕
ハァハァ…
崇裕
あなた…
崇裕
落ち着いて聞いてくれ
崇裕
望が、望が屋上から
飛び降りたんや!
あなた

えっ…!?

あなた

嘘、だよね…?

あなた

望くんって
いっつも来てくれてた
私の彼氏だった人でしょ?

あなた

ほんと、なの…?

崇裕
あぁ、ほんまや
崇裕
今、初療室におる
その言葉を聞いた瞬間

私は初療室へ走っていった