あなたside
せっかくの休日だったのに、急に仕事が入り、彼との約束を守れず。疲れ果てて家に入る。
すると、玄関には薄汚れたスニーカー。これって……
怪しいと思いながらリビングに向かうと
元気よくトナカイの格好して飛び出して来た、彼氏の隆平。
テーブルの上には沢山の料理が並んでいる
私は彼に抱きついた。
どの料理もとても美味しくて、仕事の疲れなんか忘れて、彼と食べるこの時間がとても幸せだった。
料理を食べ終わり2人で片付けてソファに腰をかける。
彼は私にキスしてニコニコと笑みを浮かべる。
私の彼氏は誰よりも優しいと思う。
クリスマスではない、ちょっとしたパーティーはとても楽しかった。
私達の冬の始まりは明るいトナカイで始まった。