軍基地の大規模爆発によってできた街「擂鉢街」。
そこでは、孤児や、不良がちらつき、密輸や犯罪は
日常茶飯事となっている
孤児の1人。魅麗あなた。彼女の苗字である
魅麗という名は、彼女の好きな言葉である。
彼女は幼い頃から此処におり、現在15歳。
異能力を行使して、犯罪を犯しながら生きている
在る夜。彼女はポートマフィアの金庫の前に居た
けれど、やらなければ、彼らを救うことが出来ない。
異能力を使い、誰かを救う
其れが夢
バリンと硝子を割って、異能力を使った
どれくらい経っただろう。
あちこちに人の死体が転がっている
自身も被弾して、腕が痛い。
まだ意識のある構成員が此方に銃を向けてきた。
引き金を引いた…筈だった
口から血を吐いて…死んだ
何もしていない、触れていない。
ガコンッと重厚な扉が開く音がした
中に誰かいるのだろうか。
白いロシア帽を被った男。長袖から垣間見える
細い腕。
腕を組んで考え出した。
襲ってくる気配もない。
脚を撃たれていて動けない。
考えが纏まったのか、腕を組み解き、此方へ歩いてきた。
殺される?
死ぬのも怖くないと思ったから、その男の目を
じっとみていた
私から約1m離れたところで彼は膝を着き、
片手を伸ばした。
彼の水のように儚い言葉は私の脳を通って、
零れ落ちた
口角を上げ、優しく笑う彼に
心を奪われた
傷が深過ぎて、血液が溢れかえっている
此の儘では失血死してしまう
懐から取り出した白い布を、巻いてくれた
彼の肩を借りて、片足を引きずりながら、
金庫を後にした。
__これが私達の出逢い
フョージャは何時も大切にしてくれる。
怪我をしたら布を巻いて、何かあれば話を聞いてくれる
とても優しい人だ。
光が差し込む部屋で、彼女は目覚めた
頬が濡れている。
コンコンと扉から音が鳴り、彼が入ってきた。
これは私自身の問題なのだ。
フョージャは感が鋭い
濡れた頬を拭い、ベットから降りた
先程まで光が差し込んでいたのだが
フョードルは彼女の手を取り、腰を引き寄せた
"フョージャ''













編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。