次に向かったのはイタリアンやレストラン。
細い道を通って来た。
人も少なくて穴場って感じ。
お店の中へと入るともうワインが置かれていた。
椅子に座るとお店の方が来て注いでくれた。
阿部「ありがとうございます。」
お店の方は一礼して戻った。
阿部「じゃあ」
グラスを持って
阿部「いつもありがとう。乾杯」
グラスをならして、1口飲んだ。
とてもさっぱり飲みやすいが中に深みもあって
初めて飲む感覚だった。
阿部「ここのお店前YouTubeの撮影できて美味しくて」
『そうなのすごい楽しみ』
ピザが届いた。
マルゲリータとハニーチーズ。
見たからに本格的で美味しそう。
『すごい美味しそう』
阿部「食べよ食べよ」
お皿に1枚ずつ取り分けて、食べた。
『なにこれめっちゃ美味しい』
マルゲリータのトマトが酸味があって
それをチーズが和らげてくれる。すごい美味しい!
阿部「本当だ!めっちゃ美味しいね。」
『うん。こっちも食べてみようかな』
ってなにこれめっちゃ美味しい。
何種も入ったチーズにはちみつが合わさって
お互いを引き立てあってる。
カフェのメニューの参考になる。
阿部「かわいい…美味しいね」
『うん。はちみつこんなに会うなんて知らなかった』
阿部「確かにこんなにも合うなんて初めて知った」
そのあともパスタを2人で半分ずつ食べて
帰ることにした。
いつもの帰り道。
1人で寂しくないはずなのに、
阿部くんと途中で離れるってなると、寂しくなる。
もうあと少しでその時だって言うのに、
阿部「今日はありがとう。楽しかった」
『こちらこそ。ごめんね。こんなに…』
阿部くんが持ってくれていた袋。
阿部「ううん俺が買いたいだけだからさ」
『じゃあね…』
私が歩きはじめたすぐ後ろから抱きしめられた。
阿部「ねぇあのさ。俺の家泊まらない?」
『えっ…』
阿部「朝だって送るしさ、ダメかな?」
『いいよ。泊まりたい』
歩く方向を変えて亮平くんのお家に歩き始めました。
♡20
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!