第4話

初めての野外授業 2
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2019/09/03 09:45
ーつるぎ目線
つるぎ
つるぎ
轟くんと一緒か!!よろしく!
あぁ、よろしく。
私の無駄にハイテンションな挨拶に無表情で返す、轟くん。
つるぎ
つるぎ
(…思考が読みにくい……。どう接すれば良いかが掴みにくいなぁ。まぁ、とりあえず、爆豪くんみたいな接しにくいタイプではなさそう。)
つるぎ
つるぎ
……轟くん。私、今、この状態では個性が使えないから…足引っ張っちゃうかもしれないけど、よろしくね。
…さっき言ってた個性の条件ってやつか?
つるぎ
つるぎ
うん…。
そうk…
相澤先生
《それじゃあ、始めるぞ。
バトル…スタート!!》
先生の合図と共に

《BOOOM》

と響く爆発音。
爆豪はあっちにいるみたいだな。
つるぎ
つるぎ
うん。そうだね。爆豪くんのチームには未奈がいるから交戦は避けたいな…。
……影乃って強いのか?
つるぎ
つるぎ
強いよ。でも単体では轟くんと私で協力すればなんとかなる…問題は爆豪くんの存在が未奈の力をどう引き立てるか…かな。
それってどういう…
耳郎
見つけた!!
葉隠
イチャイチャすな!!そこの2人!!
耳郎
いくよ!!
葉隠
うん!!
っ…しまった!!葉隠を見失った!!
《ヒュッ》

葉隠ちゃんを見失ったと思ったら今度は耳郎ちゃんのイヤホンジャックが飛んできた。
耳郎
私もいるよ!!
つるぎ
つるぎ
……轟くん!!目を閉じて!!
私はそう言って地面の砂を辺り一面にまいた。
耳郎
げほっげほっ、っ…砂が目に…
葉隠
きゃあ、シルエットが見えちゃう!!
2人は混乱していた。
つるぎ
つるぎ
轟くん、今のうちに、2人を氷で拘束して!!
おう!
すると足元が一瞬にして、氷で覆い尽くされた。
耳郎
っ…
そして、私は耳郎さんの腕に手錠をかけた。
それからしばらくして、残っているチームは私達と、未奈達だけになった。

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