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第412話

ナックの本心…?
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2026/02/13 09:00 更新
ラト・バッカ
…見つけて欲しい…?
ラト・バッカ
隠れているのに、ですか?
ラムリ・ベネット
うん。だってあいつは…心の底では、主様に迎えに来て欲しいはずだから
ラムリ・ベネット
手紙で自分の過去を教えたのも…黙って消えたら、主様を悲しませるから
ラムリ・ベネット
自分が嫌われてでも、本当のことを伝えようとしたんだ
ラムリ・ベネット
それだけ主様のことが大切なんだよ
ラムリ・ベネット
だからこそ、心の底では…
ラムリ・ベネット
主様に受け入れて欲しくて、たまらないと思う
ラムリ・ベネット
あいつはきっと、シュタイン家の屋敷にいるよ
ラムリ・ベネット
だってもし、そこに主様が迎えに来てくれたら…
ラムリ・ベネット
自分の過去を含めて…主様に、全部受け入れてもらえるってことだから
ラムリ・ベネット
…まぁあいつ自身は、自分の本心に気づいていないかもしれないけど…
ラムリ・ベネット
でも絶対、主様が来るのを待ってると思う
ラムリ・ベネット
ナックはそういうめんどくさいヤツだから!
ラムリ・ベネット
長いこと一緒にいると…イヤでもわかっちゃうんだよね〜
ルカス・トンプシー
フフ、そうだね
ルカス・トンプシー
私もラムリくんと同意見だよ
ルカス・トンプシー
根拠としては、正直薄いけれど…ナックくんなら、きっとそこにいる気がするんだ
シロ
…つまり、勘ということか
ベレン・クライアン
確かに直感は大事だよね
ベレン・クライアン
ずっと一緒にいた二人の意見なら、特に
ボスキ・アリーナス
…そうだな
ボスキ・アリーナス
どっちにしろ、他に有力な候補もないんだ
ボスキ・アリーナス
だったらナックの実家に、俺らで押しかけるしかないだろ
ロノ・フォンティーヌ
ヨシっ!ということは、すぐにローズタウンに出発ですね!
ロノ・フォンティーヌ
主様の顔を見れば、きっとナックさんだって…
シノノメ・ユーハン
待ってください。まだ一つ、問題が残っています
(なまえ:朱音)
あなたの朱音
…?
(なまえ:朱音)
あなたの朱音
どういうこと?
シノノメ・ユーハン
はい、これは以前にも申し上げたことですが…
シノノメ・ユーハン
別の殺し屋組織が、未だ健在である以上…
シノノメ・ユーハン
主様を屋敷から連れ出すのは、危険すぎます
ロノ・フォンティーヌ
む…確かにそうだな
ロノ・フォンティーヌ
あ、それなら…執事全員で、主様を護衛しながら向かえばいいんじゃねぇか?
ロノ・フォンティーヌ
オレ達で周りをガッチリ固めれば、流石に誰も手出しできないだろうし
バスティン・ケリー
…それはそうだが…大人数で動けば、殺し屋にこちらの動きを悟られることにもなる
バスティン・ケリー
屋敷での警護と違って、待ち伏せに警戒しつつ進む必要があるだろう
バスティン・ケリー
無論、慎重に進めば安全の確保は出来るだろうが…
バスティン・ケリー
ルカスさんの話では…残された時間はあまりないんだよな?
ルカス・トンプシー
その通り
ルカス・トンプシー
可能な限り、急いでローズタウンに向かいたい
ルカス・トンプシー
それも殺し屋達に悟られないようにね
ルカス・トンプシー
そこで…
ルカス・トンプシー
フィンレイ様に頼んで…屋敷の周囲を、大量の兵士で固めてもらうことにしたんだ
(なまえ:朱音)
あなたの朱音
グロバナー家の兵士に?
ルカス・トンプシー
はい
ルカス・トンプシー
実は最近、貴族の間でこんな噂が流れていたんです
ルカス・トンプシー
「悪魔執事がグロバナー家に無断で、殺し屋組織に報復している」と
ルカス・トンプシー
だからその噂を逆に利用して…
ルカス・トンプシー
「グロバナー家が警備の名目で、デビルズパレスを監視するらしい」という噂を流しました
ルカス・トンプシー
間も無く屋敷の周囲を、グロバナー家の兵士が取り囲むことになります
ルカス・トンプシー
そうなれば…
フェネス・オズワルド
誰が見ても、「主様は屋敷の中にいる」と思いますね…
フェネス・オズワルド
多分、殺し屋達も
ルカス・トンプシー
そういうこと
ルカス・トンプシー
その間は主様が外に出ても、しばらくは安全というわけさ
カワカミ・ハナマル
なるほどねぇ
カワカミ・ハナマル
となると、全員で外出ってわけにはいかないねぇ
カワカミ・ハナマル
こっちの動きを悟られないよう、馬車一台で動くとして…主様に同行する執事は、四人ってとこか
ハウレス・クリフォード
そうですね
ハウレス・クリフォード
となると護衛のメンバーは…
ハウレス・クリフォード
俺の意見ですが…これまでと同じ四人を推します
ラムリ・ベネット
…………!
ラムリ・ベネット
えっと…ボクが聞くのも変だけど……
ラムリ・ベネット
本当にボクでいいの?
ラムリ・ベネット
この前、目の前で主様を攫われちゃったけど…
シロ
……それをいうなら、我も同じことだ
ラムリ・ベネット
ううん
ラムリ・ベネット
あの時はボクが、シロシロの言うことを聞かなかったからだよ
ハウレス・クリフォード
……
ハウレス・クリフォード
「主様の命を危険に晒す」…それは、あってはならないことだ
ハウレス・クリフォード
ただ今回の件に関しては…悪魔執事の弱みをついてきた敵が一枚上手だった
ハウレス・クリフォード
だが、奴らの手口が明らかになった今…もう同じ失敗は繰り返さない……だろ?
ラムリ・ベネット
それは……うん
ハウレス・クリフォード
ルカスさん、ハナマルさん、シロ…
ハウレス・クリフォード
この三人は、対人戦の経験も豊富だし…ナックが、最初に護衛に選んだのも納得だ
ハウレス・クリフォード
だから今回も…俺はみんなに任せたい
カワカミ・ハナマル
やれやれ
カワカミ・ハナマル
そこまで言われたら、期待に応えるしかないねぇ
ハウレス・クリフォード
ええ
ハウレス・クリフォード
真面目な時のハナマルさんの実力は、誰よりも信頼しています
ボスキ・アリーナス
そうだな…この四人なら、俺も異論はない
ボスキ・アリーナス
自信を持て、ラムリ
ボスキ・アリーナス
去年、スリックの街でマフィアに囲まれた時も、お前は一人で主様を守った…
ボスキ・アリーナス
今のお前の実力を疑う奴は、ここにはいねぇ
ボスキ・アリーナス
それに何より…ナックのことは、お前達3階の執事が一番よくわかってるだろ
ラムリ・ベネット
ボス……
シロ
……わかった
シロ
では後は、お前次第だ
(なまえ:朱音)
あなたの朱音
私?
シロ
ああ。我らは一度、失態を犯している
シロ
……そんな相手に守られるのは、不安ではないのか
(なまえ:朱音)
あなたの朱音
何も不安はないわ
シロ
……そうか
シロ
お前がそう言うのならば…我も異論はない
シロ
今度こそ、誰にも手出しはさせぬ
ルカス・トンプシー
フフ…それじゃあ護衛のメンバーは、前回と同じで行こう
ムー
あっ、あの!僕もご一緒していいでしょうか…
ムー
ナックさんのことも心配ですし…それに主様のことを、僕もそばでお守りしたいです!
カワカミ・ハナマル
ああ、いいんじゃねぇか
カワカミ・ハナマル
ムーなら偵察も、見張りもできるし
カワカミ・ハナマル
膝の上に乗ってりゃ、馬車の席も埋めないしな
カワカミ・ハナマル
なっ、主様
(なまえ:朱音)
あなたの朱音
よろしくね、ムー
ムー
は、はい!がんばります、主様!
ムー
今度こそ主様のそばを、絶対に離れませんからね!
ルカス・トンプシー
さてと…それじゃあ、作戦の説明は以上だ
ルカス・トンプシー
手配した兵達が、そろそろ到着するはず
ルカス・トンプシー
みんな、留守は任せたよ
ルカス・トンプシー
主様が屋敷にいるよう、うまく見せかけて欲しい
ベリアン・クライアン
わかりました
ベリアン・クライアン
本来であれば、主様のそばでお守りしたいところですが…
ベリアン・クライアン
今回は留守役も大事ですからね
ベリアン・クライアン
皆さんと連携して、必ず周囲の目を欺いて見せます
ベリアン・クライアン
どうかお気をつけて、主様
ベリアン・クライアン
ナックくんのこと…よろしくお願いしますね
(なまえ:朱音)
あなたの朱音
ええ、任せて
それから少ししてグロバナー家の兵達がパレスの周りを固める中私達は密かに屋敷を抜け出し馬車に乗り込むとシュタイン家の屋敷があるローズタウンへと馬車を走らせたのだった


No side


シュタイン家の寝室で、ナックは遠征の準備を進めていた


ナック・シュタイン
……ふぅ……遠征の準備はこんなものでしょう
ナック・シュタイン
準備といっても、大した事はしていませんが
ナック・シュタイン
変装用具の調達に、武器の手入れ…
ナック・シュタイン
これならスリックの街にいた方が、楽に調達できたかもしれませんね
ナック・シュタイン
……冷静に考えてみれば……
ナック・シュタイン
自分とは縁もゆかりも無い土地に潜伏する方が、安全なのでしょうが…
ナック・シュタイン
仕事の後ここに戻って来てしまうのは…それだけ昔の習慣が、身に染み付いていると言うことでしょうか
ナック・シュタイン
……とはいえ、いつまでも過去に囚われている訳にも参りません
ナック・シュタイン
私はもう殺し屋ではないのですから…シュタイン家の歴史とも、そろそろ決別すべき時…
ナック・シュタイン
…明朝の出立と共に…この屋敷も燃やしてしまいましょう
ナック・シュタイン
忌まわしい歴史も、過去の記憶も…全て灰に返してしまわねば…
ナック・シュタイン
……さて
ナック・シュタイン
屋敷を一回りしてから、寝るとしましょうか
ナック・シュタイン
…私しかいない屋敷で、見回りをする意味などありませんが…
ナック・シュタイン
これをしないと落ち着きません
ナック・シュタイン
やはり習慣とは、簡単に変えられないものですね…
作者
作者
❤️×15と💬×3でネクスト
おまけ 主様のメイド服

(なまえ:朱音)
あなたの朱音
はーい、ではお次は地下の皆さんのです
次にあなたの朱音の持ってきたワゴンを見た執事三人も表情が緩む
フルーレ・ガルシア
ラト、身を乗り出しそうになってるから
ラト・バッカ
おや、フルーレも食堂に来る前すごくソワソワしていましたよね?裁縫中もずっと時計を何回も……
フルーレ・ガルシア
言わなくていいから!
ミヤジ・オルディア
…二人とも
いつものトーンで止めようとするミヤジに二人は慌てて前を向く
(なまえ:朱音)
あなたの朱音
そんなに楽しみにしてくれているなんて本当に嬉しいわ
喧嘩したことに怒らない、これぞトラブルが絶えず怒るだけエネルギーの無駄な環境の白鳥組クオリティ…
フルーレ・ガルシア
(怒られないことで余計罪悪感が……!)
(なまえ:朱音)
あなたの朱音
とりあえずこちらが地下の皆さんの分でーす
そしてまず、ミヤジの料理は……


ミヤジ・オルディア
これは、白身魚の蒸し焼きかい?
(なまえ:朱音)
あなたの朱音
そうそう!
ミヤジ・オルディア
それにスパイスも使っているね?
(なまえ:朱音)
あなたの朱音
正解!
(なまえ:朱音)
あなたの朱音
最近寒いってよく言ってたから暖まったらいいなって………
ミヤジ・オルディア
ありがとう主様、確かに暖かいね
(なまえ:朱音)
あなたの朱音
そっか
(なまえ:朱音)
あなたの朱音
あ、いけないいけない、フルーレのも早くしないとふやけちゃう
フルーレ・ガルシア
ふやける…?もしかして…!
何かを察したフルーレの目が一気に輝く

(なまえ:朱音)
あなたの朱音
ふふふ、クルトン山盛りコーンチャウダーです!
フルーレ・ガルシア
すごい…!クルトンが綺麗に山積みになってて、全然スープを吸って湿ってない…!
(なまえ:朱音)
あなたの朱音
ふふふ、クルトンもお高いやつだからさ
ラト・バッカ
主様、私のはなんなのですか?これは揚げた肉ですか?
(なまえ:朱音)
あなたの朱音
あはは、そう思うでしょ?でも切ってみて?
ラトが不思議そうにカツレツを切るとすぐニコニコ顔に変わった


ラトの鼻をついたのはあのパセリ特有の香りだった


そう、あなたの朱音はパセリバターを仕込んでいたのだ


鶏肉もタンパク質と栄養豊富、それに加えてパセリを加え食欲を引き出しだのだ(添えてるパセリも山盛り)


ただシンプルに皿が緑まみれでフルーレはドン引きした

ラト・バッカ
パセリがたくさん…くふふ、最高ですね♪
フルーレ・ガルシア
(………ボスキさんが嫌そうな顔してる…野菜嫌いだもんな…)
ボスキ・アリーナス
…主様、正気か?芝生でも毟ったのか…????
ラト・バッカ
ふふ……ボスキさん、羨ましいんですか? あげませんよ、主様のくれたパセリですから
ボスキ・アリーナス
いらねえよ!!!
ボスキはそう言いつつ必死に自分の分に用意された野菜を必死に口に運ぶのであった
作者
作者
ちょっとだけボスキ出しました…

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