第47話

40.これは恋には入りませんから
255
2024/07/03 09:47
ふかざわside









『誘うなら今のうち、だよ?』









大介の声が頭に響く









「まあ…そう、だな」









『辰哉くん恋する乙女じゃん!かわ!』







「こ、恋してなんかないし、!」







『いいや それは恋に入りますねえ』







大介のニヤつきが電話越しでも伝わる。







「これは恋には入りません!」






『そーんなことはないでしょうけどねぇ笑』







「そんなことあります!」






『好きだろ!』



「好きじゃない!」





『好き!』





「好きじゃない!」







『…まあいいや笑。いわもっさん誘ってきなよ、住所送るから』








「…ありがと。」







『じゃ切るね、亮平が居るから♡』








「あー お幸せですねえ」





『ま、まあね笑』







「照れてんの!笑かーわいっ」





『うるさい!電話切る!』







「はいはーい」






プツッと電話が切れたあと、住所のURLが送られてきた






「ありがとう大介」






大介は俺の誇りの幼馴染だ。














「…っと、ここか…?」









軽い足で自転車を慌てて走らせ、やっとの思いでついたここは










「いわもっさん家…。緊張すんな、わら」







何緊張してんの、俺。







…よし、。









ピンポンを鳴らす






途中こわくなってピンポンダッシュしようか迷ったけど。








先輩ですからね 一応。











♡20個、💬1個で更新させます

プリ小説オーディオドラマ