今日は今まで行っていた望月学園中等部の卒業式
本当は高等部にも行けるというか、行くのが普通なんだけど…
私は___!
【モブ】
あなたちゃん!今日は卒業式だね!
〜卒業式終了()〜
【モブ】
まぁねwwwあるあるだよw
NRCではそんなことなかったけどなw
どこでもではないんだねw
NRC学園長は手短にしたいだけだけどなw
そんなことを考えてにっしっしっしと笑っていると、モブちゃんから話しかけられた
【モブ】
どうしたの?そこで笑ってなんかいてw
【モブ】
にっしっしっしって笑ってたよw
【モブ】
えっと…あなたちゃんって、どこに進学するのかなって…
そうモブちゃんはもじもじして言った。
【モブ】
えっと…ここの高等部…
【モブ】
え…あなたちゃんもそうでしょ!?約束したよね!?
そうだ。
モブちゃんと友達になったとき、約束したんだ。
『私達、ずっと一緒にいようね!あなたちゃん!』
『うん!モブちゃん!でも、約束はできないけどね!』
『え〜w』
『しょうがないでしょw』
なんて会話してたな〜…
異世界に行ってたから忘れてた…
___どうしよう。
仕方ない。うずうずしていても。
私は決めたんだから___。
【モブ】
え…
『雄英に行く』
【モブ】
はぁ!?ふざけないでよ!
【モブ】
約束したじゃん!どうして破るの!?
【モブ】
嫌だ嫌だ嫌だ!私はあなたちゃんと一緒がいいの!
ここまでは、私のこと大切にしてくれているって思えた。
___ここまでは。
【モブ】
私とあなたちゃんは運命で結ばれてるの!赤い糸で!
【モブ】
ああああああああ!私とあなたちゃんは…あなたちゃんは…!
【モブ】
繋がってるのよ!私と!
【モブ】
私以外認めない!私以外ありえない!私以外見ないで!
そして、モブちゃんは先生や同級生に取り押さえられた。
私に何かを泣き叫んでいたようだが、聞かないようにした。
そして、もう一度振り返るとモブちゃんは、絶望に満ちた顔ではなく、笑顔だった。
そして、何か小声で言っていたようだが、聞こえなかった。
怖かった。この出来事はその一言だけで表せる。
そして、進学決定表を先生に提出し、私は早めに帰った。
モブはなんて言ってたと思う?
それはね…
【モブ】
絶対取り戻してみせるから…私のあなたちゃん…♡
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あれ?これってヤンデレ・メンヘラの小説だっけ?←
まぁまぁ…頑張る←
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編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。