第3話

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2024/06/21 11:41
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事の発端は、席替えをしたあの日。
挨拶のために、
私から話しかけた。
あなた
ぁ、よろしくね、神代さん。
神代さんは、私が声をかけると
R.
うん、よろしくね。
とだけ、返ってきたので、
私は、ニコッと微笑んで見せた。





次の日。
数学の授業、私は、せっかく隣の席だし、

と彼にわからない問題を聞いた。
問題をそもそも解いていないように見えたけど、彼は私にサラッと説明したの。


「 え、めっちゃわかりやすい。なんだこの説明。今までのどんな人よりわかりやすかった。 」
R.
ふふ、それならよかったよ。
あなた
ぇ、あ、ぁあ、あはは、ありがとう、!
声に出ていたらしい。
恥ずかしぬ。




私と彼の関わりは、ここが発端。

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