ディノside
僕は今、少し嫉妬している…!
だって…
だって、96’だけで旅行に行くらしいから…!
そんなの聞いてないし、ウォヌヒョンがいなくなるのは寂しい…!
しかも、ウォヌヒョンをヒョンたちに取られるのが嫌だ…!
僕が少し不機嫌なのがわかったのか、ウォヌヒョンが話しかけてくる。
別に仕方ないから…。
仕方ないことだし、僕なんかが文句を言える立場じゃない…!
でも、すごく羨ましい…!
僕が聞いてなかったのは、ウォヌヒョンの伝え忘れだったみたいだ。
別に、忘れることなんて誰にでもあるから…。
僕はそのまま自分の部屋へ戻った。
今あそこにいても、絶対ウォヌヒョンに当たってしまうから…。
ウォヌside
ディノが部屋へ戻ってから、数時間が経った。
96’で旅行に行けるのはすごく嬉しいけど、ディノに悲しい思いをさせている…。
俺が言い忘れていたのが悪いし、こーゆうことはちゃんと報告しよう!って話をしてたのに…。
だいぶやらかしている。
2、3日ならまだしも1週間だから…。
旅行は明日からだし、このまま話せなくなったら次会うのは1週間後になってしまう。
こんなの絶対よくないけど…、今までこーゆうことになったことがなかったからどーしたらいいかわからなくなっている…。
このまま、1週間も会えなくなるのは俺が辛い。
ディノと話をしてこよう…!
俺はリビングをあとにして、ディノの部屋へと向かった。
ディノside
明日からウォヌヒョンは旅行に行っちゃうのに、僕はこんなところで何をしてるんだろ…。
僕がリビングを出てから、数時間が経過していた。
気づけばあと2時間もしたら、次の日になってしまう時間だ。
ウォヌヒョンたちは早くから宿舎を出て、飛行機に乗るらしいからきっとそろそろ寝るんだろうな…。
1週間も会えないのに、ほんと何してるんだろ…。
それでも、リビングへ行けないのは行ったら感情的になってウォヌヒョンを傷つけてしまうと思ったから…。
会いたいのに、会いに行きたくないなんて意地っ張りになる。
ほんと、子供っぽいよね…。
コンコンコン
ドアをノックされたと思ったら、相手はウォヌヒョンだった…!
本音とは真逆のことが出てくる。
ウォヌヒョンを心配させたくなくて出てくる嘘の言葉。
こーゆう時に、素直になれるのが1番いいんだけどなぁ…。
そーいって、顔を覗かせてくるウォヌヒョン。
今、それをされたらだめだ…。
僕の目からはなぜか涙が流れてきた。
ウォヌヒョンに見られたくなくて俯きながら話をしてたのに…。
バレたら意味が無い。
そーいって、僕の前で両手を広げてくるウォヌヒョン。
僕はこの人にほんとに甘えてばかりだな…。
この涙の止め方を僕は知らなかった。
だから、ウォヌヒョンに甘えることにした。
優しい声色でそー言ってくれるウォヌヒョン。
ほんとになんて優しいんだろう…。
この数時間、ウォヌヒョンのことだけを考えていた。
僕の真っ黒になってく心がほんとに許せなかった。
だって、相手は同じグループのヒョンだよ…?
僕ってほんとに悪い子なんだなって思った…。
ウォヌヒョンがまた優しい言葉をかけてくれるから、甘えてしまう…。
ほんとに、このヒョンは僕のことを甘やかしすぎだと思う…!
僕が泣き止むまで、ずっと抱きしめてくれたウォヌヒョン。
ウォヌヒョンの近くにいるとすごく安心出来る。
ウォヌヒョンの気が済むまで抱きしめてくれることになった。
ずっとこのままがいいな…。
ウォヌヒョンと寝るのはすごく嬉しいけど、明日も早いらしいし…。
ということで、僕とウォヌヒョンは一緒に寝ることにした…!
寝る時までウォヌヒョンと一緒なのがすごく嬉しい…!
ベッドに入りながらそんなことを聞いてくれるウォヌヒョン。
ウォヌヒョンの写真があれば、僕だって寂しくない…!
ずっとウォヌヒョンと一緒にいる気持ちになれるから…!
軽いキスをした後、僕らは眠りについた…。
リクエスト第2弾でした…!
いかがでしたか!ディノが可愛すぎたのではないでしょうか…!笑
まだリクエスト送ってないよ!という方はぜひ、コメント欄にリクエストお願いします!
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。