執務室の椅子に腰かけ、処理が終わっていない書類を片付け乍そう考える
書類整理が終わり、机に突っ伏し、夢から目覚めた時、
夢の中の兄の事を思い出す
物は試しだと目を瞑り、意識を落とした
-NO side-
現在、レインに引き摺られ乍、イーストン校内を歩いている
結局あのまま寝たが普通に兄の夢を見れず、剰え約束の時間を過ぎるという
-校長室-
校長室に着くなりレインの腕から脱し、ウォールバーグに向かって跪く
あなたの下の名前は虚無。
レインは「こいつ目が腐っとんのか」という視線を向けた
ウォールバーグは優しくあなたの下の名前に問い掛ける
無論、彼女はすぐ忘れる
あなたの下の名前の応えに、ウォールバーグは優しく微笑んだ
レインが間の空いた時間で、どれだけ嫌なのかが伺える
硬っ苦しい返事を返した所で、レインに両部屋を案内される
道中両者無言であった←
-アドラ寮300号室-
扉を開けると、生活に必要最低限の物のみが置かれていた
あなたの下の名前のそんな思考を読んだのか、部屋について簡潔に説明をした
あなたの下の名前は記憶することが出来ないため、初見の場所では確実に迷子になる。
その事を神覚者に聞いたのか、自らが迎えに行く結論を出した。
実際神覚者達にはあなたの下の名前と呼ばれている
それだけ言い残し、レインは部屋から去った
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!