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第5話

感情を抑えるようになった俺
二度目の絶望を受けた俺は、幼い頃の俺とは違っていた。

感情に左右される俺とは。

様々な感情が溢れそうになるのを抑え、俺は担任に聞き返した。


「俺は今からどこに向かえばいいんですか?」


俺の淡々とした表情と言葉を聞いた担任は、一瞬俺を見つめ固まった。

だが、すぐに平然を取り戻して

「お父さんは仕事場の近くの"国際大学病院"に運ばれたそうだ。今から先生が送って行く。」

そして自分の荷物を持ってこいと言われ、

教室に戻り支度をした。

教室で黙々と帰る支度をする俺は、クラスメイトのただならぬ気配を感じ、声を掛けようとしているような、異様な視線を浴びていた。

しかし、声をかけてくる生徒は誰一人としていなかった。


教室から再び職員室へ戻り、担任と合流して車に乗せてもらった。



"国際大学病院"という名前からして、ここらの田舎の病院ではないことは明白だった。

その病院があるのは東京だった。


担任はクラスを隣のクラスの先生に任せてきたと言って、俺を数時間もかけて車を走らせ、東京まで送ってくれたのだった。

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りょくちゃ
りょくちゃ
学生です 2年ほど前に学校で作文した時に小説ジャンルで受賞し、市内の文集に掲載されたのがきっかけで小説に興味をもちました。 趣味程度で書いています。 ハピエン、シリアス、ミステリー、サスペンス、恋愛、BL、GL、アニメ(少しですが)など色々読むので、様々なジャンルを書いていけたらいいなと思います。 アドバイス、感想などコメントして頂けると非常に喜びます笑 誤字脱字、言葉の使い方が間違っている、批判的なご意見でもコメントして頂ければ幸いです。
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