第34話

🌸 宮野悠斗side 🌸
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2018/06/09 05:35
それは、練習の日の朝

ピコンッ

悠)ん?

下野からのLINEには
親と買い物があるから今日の
練習を休ませて欲しいとの連絡

・・・・・・・・・・・・
〜昨日〜

貴)明日お母さんもお父さんも
仕事で夜中まで家に1人なんだよね〜

悠)じゃあ思う存分
練習出来んじゃん?

貴)そうなんだよ〜!

・・・・・・・・・・・・

なんて会話をしたのを思い出した

悠)そう言えば昨日
調子悪そうだったな

悠)心配かけたくないからか、

心配かけて欲しいんだけどな、
そりゃ好きな子が辛いなら
助けてやりてぇじゃん

悠)あ、そう言えば
昨日いちご届いたっけ

悠)母さ〜ん

母)ん〜?

悠)昨日いちご何パック届いた?

母)昨日はね〜
9パックが2ケースかな?

悠)え、そんな?

母)ケーキを作っても
やっぱり多いのよね〜

悠)友達にいちご好きな奴
いるんだけどさ
持っていってもいい?

母)もちろん!
好きならいっぱい持って行って
あげなさい?
うちにあっても困るし(笑)

悠)じゃあちょっと行ってくるわ

母)気を付けなさいよ?

悠)おう

それからいちごを持ち
電車にのり下野に聞いた住所を
頼りに家まで行く

悠)ここか?

住所の場所に着くと
おしゃれな一軒家についた

悠)俺の家からそんな
遠くないんだな

まぁ、隣の駅だし
そりゃそうか

悠)さ、行くか

ピーンポーン

貴)) は〜い、

ベルを鳴らすと中から
か細い声が聞こえてきた

ガチャッ

悠)宮野ですって、下野!?

貴)な、なんで. . .

ドアが開き出てきたのは
顔を赤くして今にも倒れそうな
下野が出てきた

ドサッ

悠)おぃ、!

力が抜けたように、
下野が俺の方に倒れてきた

悠)熱っ!

悠)とりあえず部屋に運ぶか、

それから倒れた下野を抱き抱え
家に入り部屋を探すと
下野をベットに寝かせた

貴)うぅ. . .

悠)辛そうだな. . .

下に戻ると机にお金と
上着が置いてあった

悠)まさか、アイツあの状態で
買い物行こうとしてたのか、?

なら、あのタイミングで着いて
ホントに良かった、

悠)とりあえずお金がある
って事は何も無いんだろうし
買い物行くか

イチゴを冷蔵庫に入れ
財布を持ってコンビニに向かった

悠)これくらいでいいか?

コンビニに着くと
ポカリとゼリーお粥を買って
また下野の家に戻った

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