第7話

感情の名前
567
2025/01/10 09:45 更新
次の日。
あなたは首筋にはっきりと残った“それ”を消す方法を必死に考えていた。
(なまえ)
あなた
どうしよう…
これ当分は消えないやつだ…
(なまえ)
あなた
はー…とりあえずファンデしとこ…





シグマ
シグマ
お早う、あなた。
(なまえ)
あなた
シグマ君おはよ!今日行くね!
シグマ
シグマ
あ、あぁ。待ってるよ。
ニコライ・G
ニコライ・G
おやおや、何の話をしているのかな?
やっぱりシグマ君、ぎこちないねぇ。
シグマ
シグマ
うるさいな…っ
(なまえ)
あなた
コーリャ…!!
ニコライ・G
ニコライ・G
あなたちゃん、お早う
(なまえ)
あなた
お…おはよう…
フョードル・D
フョードル・D
2人とも、何をしてるんです?
ぼくの出番・・を奪わないで頂けますか?
シグマ
シグマ
で、出番…!?
フョードル、お前何考えて…
フョードル・D
フョードル・D
何、いずれは分かることですよ。
貴方達があなたさんに失礼な発言をしていたらどうしようかと思っただけです。
(なまえ)
あなた
(絶対嘘、一昨日のあれからして確実に嫉妬じゃん)
フョードル・D
フョードル・D
ではぼくは、次の選択授業があるので失礼します。
あなたさん、彼等に何かされたらすぐぼくに助けを求めていいんですよ?
(なまえ)
あなた
は、はい…




シグマ
シグマ
…あなた、待ってたよ。
(なまえ)
あなた
どうした?そんなキョドって
シグマ
シグマ
す、すまない…何でもないんだ。

放課後、あなたは近所の公園に来ていた。








(なまえ)
あなた
シグマ君…何の用?
シグマ
シグマ
あっ…えーっと私は…私は…

シグマはどうしたらいいか分からず、その場であなたを思いっきり抱き締めた。
(なまえ)
あなた
シグマ君…!?
シグマ
シグマ
あなた、教えてくれ。
この感情の名前が、触れてしまいたくなるこの気持ちの名前が分からない。
(なまえ)
あなた
か、感情って…どうして…?
シグマ
シグマ
実は私は、幼少期の記憶がないんだ。
私が人生で初めて見たものは、親でも産婆でもなく───
(なまえ)
あなた
どういうこと…!?
記憶喪失…ってこと?
シグマ
シグマ
いや、まあそうなのかもしれないが…
フョードルが言うには…3年前、書き込みが事実になる“本”の書き込みによって生まれた…らしい。
シグマ
シグマ
だから、家も家族もこの感情の名前すらも知らないんだ。
(なまえ)
あなた
それは本当…!?
シグマ
シグマ
あぁ。紛れもない事実さ。だから本当は家を作って二人きりで会いたかったんだが…すまない。
(なまえ)
あなた
いいんだよ、シグマ君。
私はなんも気にしてないよ。
シグマ
シグマ
ありがとう。だから、教えてほしい。
こんな私だが。
(なまえ)
あなた
シグマ君は3年前に生まれたのに、もう恋を知っちゃったんだね。
シグマ
シグマ
こ…恋…?
(なまえ)
あなた
うん。人を好きだなぁって、愛おしいなって思う気持ちのことを恋っていうんだよ。
シグマ
シグマ
そうか!私は君に恋をしたんだ…!!
ありがとうあなた、私に新しい感情を生ませてくれて。
(なまえ)
あなた
えへへ。
シグマ
シグマ
私はこれから、この気持ちを偽らずに生きていくよ。
シグマ
シグマ
そして、この気持ちを偽りさえしなければ───




















シグマ
シグマ
何でも許されるってことだよな?

シグマは不敵な笑みを浮かべながらあなたの後頭部に手を回し、そのまま接吻キスをした。

(なまえ)
あなた
シグマ、君…!?
シグマ
シグマ
君が可愛すぎるから悪いんだ。
私が手を出さない男だと思ったら…大間違いだよ?
なぜこの感情が分からないと言っていた男が、接吻キスを知っているのだろうか。
(なまえ)
あなた
ん、ん…っ
シグマ
シグマ
そんな…っ、可愛い声出されたら…本当に我慢できなくなるんだが?
(なまえ)
あなた
ふぇぁ、っ…!?
唇をぺろりと舐められたことに気を取られ、気がつくと下唇を甘く噛まれていた。
シグマ
シグマ
私を惚れさせた罰だ。
これ以上私を落とすのなら────
(なまえ)
あなた
あ…ぁう…っ
シグマ
シグマ
こうしてもいいのか…?

あなたは再び、口内を熱く溶かされそうな感覚に襲われた。その熱いものは“舌”だと気がついた。
(なまえ)
あなた
うぅ…っ、ぁぅ…
シグマ
シグマ
可愛いなぁ。…って、あれ…?
あなた、これどうした…?
(なまえ)
あなた
これって…どれ…?
シグマ
シグマ
ん…?
おい、これ何だよ…!?
(なまえ)
あなた
え?あ!?やば!
汗でファンデ落ちてた!!
シグマはあなたの首筋にできた─────

















赤い“印”を見つけてしまった。





シグマ
シグマ
何だよこれ!まさか、私以外にもこんなことを…っ!?
(なまえ)
あなた
え…えっと…その…
シグマ
シグマ
一昨日、私があなたに会った時はこんな痕無かったよな?
ファンデーションで隠していたがそれも汗で落ちて掠れている。
ということは、つけられたのは昨日。
(なまえ)
あなた
(やばい…シグマ君、顔がガチだ。何されるか分からない…)
シグマ
シグマ
なぜ私以外に痕をつけさせた…?
シグマ
シグマ
誰につけられたかは知らないが、誰かにこの痕をつけることを許したってことは、私も同じ痕をつけていいってことだよな…?
シグマは“印”とは反対側の首筋に噛みついた。
(なまえ)
あなた
い…痛い…っ、シグマ君、痛い…
シグマ
シグマ
痛かろうが容赦しないよ。
私は腹立たしい気持ちでいっぱいなんだ。
あ、いい感じに目印でーきた。
(なまえ)
あなた
(昨日よりも痛かったなぁ…)
シグマ
シグマ
私は君に救われた。
何も無かった私の心を、君が愛で、恋で甘く満たしてくれたんだ。









シグマ
シグマ
だからそんな君には、願わくば外の世界を知ってほしくない。
いつか私にも家ができたら、2人で永遠を過ごしたいんだ。
シグマ
シグマ
あなた、初めて私が愛した人。
大好きだよ。





この部屋の中なら きっと明るいよ

 ────ワンルームシュガーライフ/ナナヲアカリ






こんにちはー!りほちです💕
3人のヤンデレエピソード、まじでやばいねwwww
わたしも書いてる途中に心臓もたなくなってYouTubeとかに避難してました!笑

あと、話の最後に歌詞の一節を入れてみたんですけど、ドス君とゴーゴリのところがDECO*27さんの曲でかぶったのは偶然です!

最初ドス君のところはナナヲアカリさんの「恋愛脳」という曲にしてたんですが、曲名的に「罪と罰」の方が合うかなと思ってそっちに変更致しました!でも恋愛脳って2年前にやってた「Engage Kiss」っていうアニメのエンディングで、ヒロインがヤンデレだからそっちでもわたし的にはよかったかなと思います。

ゴーゴリの方は明るいけど歌詞がヤンデレっていうのが人柄に合ってるなぁと思って「おじゃま虫」を採用しました!

シグマ君は、恋を知らなかったけど夢主に出会って恋してヤンデレ化するのが「ハッピーシュガーライフ」の主人公、さとちゃんに似てるなって思い、オープニングであるナナヲアカリさんの「ワンルームシュガーライフ」にしてみました!

この後夢主ちゃんの運命がどうなるのかは、作者のわたしにも分かりません!笑
スランプに陥るかもなので更新が遅れるかも…?
出来る限り頑張ります!
これからもりほちをよろしくお願いします!ではまた次のお話でお会いしましょう!またねー!👋

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