藤井side
あなたは飛ばされたにも関わらず、
頑張って走り続けとる
頑張れ、あなた、
藤「あ、」
あのぶりっ子が居るチーム
つーかそのぶりっ子が
小「バトン落としよった、」
藤「よっしゃ、頑張れ、」
あなたはそいつを、
小・藤「抜かした、」
そして、
濵「ゴール!!」
した瞬間に、倒れてもうた、
藤「っ!あなた、小あなた!!」
助けようとしたら望が先にの所へ行った、
アホ、望も足痛いんやろ、
濵「あなたちゃん!?どした!?」
藤「濵ちゃん、ええよ、俺らで行く」
濵「あ、ほんま?ごめんな、
ほなよろしくな、」
藤「望、お前も怪我しとるんやからやめとき、」
小「え?」
藤「俺が運ぶ」
軽っ
保健室────
藤「どーも、」
丸「えっ、どしたん!?」
────────
◎丸山隆平
保健室の先生
────────
藤「話せば長なる、」
丸「そっかぁ、
ほな東海林ちゃんそこ寝かせといて」
小「俺足捻った、」
丸「あら、大丈夫?」
小「結構、痛い、」
藤「珍しいな望が怪我なんて」
小「まぁ、久しぶりに体育ちゃんとやったから」
丸「はい!とりあえずこれでええけど、
東海林ちゃん、なんでああなったん?」
藤「走っててんけどな、転んでん」
丸「あら、そうなると頭打ってるかもしれんな、」
あなた、大丈夫なんかな、
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。