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第4話

今となってはもうどうでも____



あれから何を盗ってきたか、見せ合いっこをした。
するとさとみはなんと誰かのお金まで取っていて、本当にすごいなぁと思った。
でも私も頑張ったんだ。
もう夏になってきて、額からこぼれ落ちるような汗がとめどなく出てくる。




そんな中重要なのは水分。
そう、飲み物を大量に取ってきたからだ。
桃瀬 さとみ
桃瀬 さとみ
お金と飲み物と食料……これがあれば暫くは安泰だな!
(なまえ)
あなた
そこら辺の公園あたりにあるベンチとかで寝るのも慣れてきちゃったしねw
桃瀬 さとみ
桃瀬 さとみ
俺勉強する時にメガネしてたんだけど、どっかで落としちまったかなぁ〜……見つからないんだよなw
(なまえ)
あなた
えぇ〜?wなにしてんのw
桃瀬 さとみ
桃瀬 さとみ
ま!今となっちゃもうどうでもいいか!www
(なまえ)
あなた
そうだよwww
貴方と一緒だから、いつまでも笑っていられる気がした。
桃瀬 さとみ
桃瀬 さとみ
どうせあぶれ者の小さな逃避行なんだからさw
(なまえ)
あなた
私たちの感覚おかしいってw
桃瀬 さとみ
桃瀬 さとみ
お前が始めたんだぞ〜?
(なまえ)
あなた
あっ。www






その日、さとみと私は公園で寝泊まりすることにした。




そして、夢を見たんだ。
いつかに夢見てた。


優しくて、誰にも好かれる主人公なら……




こんなふうに汚くなってしまった私をちゃんと見捨てずにいてくれたのかな…?
桃瀬 さとみ
桃瀬 さとみ
…… そんな夢なら捨てた。
だって現実を見ろよ……?
シ 
ア 
ワ 

の四文字なんてなかった、 今までの人生で思い知ったじゃん。
自分は、私は、俺は。
何も悪くねえ…って、誰もがきっと思ってるんだよ。
いつの間にか口に出ていたのか、さとみが隣のベンチからこちらに来て話した。
(なまえ)
あなた
……あ…
反対側には、宛もなく彷徨うセミの群れ。





かなり前までとめどなく溢れていた涙の水さえもなくなって。
気づくと涙としての水もなくなったはず。
その涙が出そうになっていて、






また更に、後から気づいたのは怒り狂うような警察たちの鬼のような怒号。
桃瀬 さとみ
桃瀬 さとみ
ははっ…w
もうここまで来たのかぁ〜……
(なまえ)
あなた
だね、ほんとに早い。w





警察の人は大きな声で何をしていると聞いてきたがそんなのは気にしない。


桃瀬 さとみ
桃瀬 さとみ
はー、どうする?w
(なまえ)
あなた
んー……どうしよっか?w
桃瀬 さとみ
桃瀬 さとみ
捕まる前に少し警察と鬼ごっこでもするか!
(なまえ)
あなた
そーしよっ!w


そうして走り出した。追いつかれるのはわかっている。




それでも私と君ははしゃぎあった。




でももう、そろそろ終わりでもいいかもしれない。




ここまで来れたんだ。満足しないわけが無いよ。







ふと、私はさとみが持ってきていた果物ナイフへと手を伸ばした。






…ねぇ、さとみ。
(なまえ)
あなた
……君がそばに居たから、ここまで来れたんだ。
(なまえ)
あなた
だからもういいよ。もういいよ


















そうだよ、もう満足なの。だからさ












(なまえ)
あなた
死ぬのは私一人でいいよ……!
私はきっと、今まででいちばん幸せな時間を過ごせたと思う。
だからこうやって最後も…いや、最期も。
最後まで君といられたから、私は幸せに終えられるんだ。
桃瀬 さとみ
桃瀬 さとみ
……っ!?あなた!?
(なまえ)
あなた
さと____









さとみ、ありがと。



首をかき切って数秒もあるかないか。

セミの群れの鳴き声が響き渡る夏のどこか、まるで映画の中のワンシーン。




彼に伝えたい事を言いかけて、私は意識を失った。



多分あれじゃあ伝わらないよなぁ……










さとみ、私は本当にあなたといられて良かった。次は2人とも愛されて生まれてこようね。そしてまた会おうよ。巻き戻される映画のワンシーンように繰り返していこう。
また、どこかで。